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どんなに小さくてもリスペクト

 「マッサージしてもいいですか?」ママが赤ちゃんの許可をもらうところから、マッサージは始まります。もちろん、赤ちゃんが「いいですよ」と答えるわけではありませんが、これにはとっても大切な意味があるんです。この言葉を言うことで、ママが目の前にいる小さな存在を、一人の個人として受け入れます、リスペクトしますと約束するわけです。


 果たして私は、自分の子供達が幼い頃、一人の個人として扱えていたのだろうか、認めていたのだろうか?考えてしまいます。自分が産んだ子、大切な子、弱くて守る存在であっても、一人の人間としてリスペクトしていたのだろうか?


 私が最初の子を出産して間もなく、ある神父から「この子は神様からのギフトです。」と言われ、とても腹が立ったことを覚えています。「いいえ、この子は私が産んだんです。私の子なのに、何言っちゃてるの?」という感じでした。


 1年半後に二人目が生まれましたが、実家も近く、私は比較的のんびり二人の子育てを楽しんでいたと思います。幸い年子の姉と弟はとても仲が良く、曽祖父や祖父母と過ごすことも多かったので、特別お稽古事などする必要もありませんでした。それでも想い通りにならないと、私は感情的に声を荒げていたことは何度もあります。そして数年後、私は娘に自分の出身校の幼稚園を受験させ、私と同じ道を歩ませようとしていました。


 ところがその矢先、子供達の父親のアメリカ転勤が決まり、私の想い通りにことは進まなくなりました。アメリカの学校について全く知識のない私は、もはや子供達に口出しすることはできず、すべてを本人達と学校に任せるしかありませんでした。私のできることは、食事を作って、あとは彼らを信じて見守るだけ。でもこれが結果的によかったのかな、と今は思います。やっと私にも、彼らを一人の人間としてリスペクトするチャンスが来たのです。


 #ベビーマッサージ (正しくはインファントマッサージ)の資格を取って、教え始めてからもう8年になりますが、この「子供を一個人としてリスペクトする」という大切なメッセージを伝える瞬間が私は大好きです。なぜなら、目の前にいるのは生まれてまだ数ヶ月しか経っていない小さな存在ですが、その小さな存在にママが敬意を表する、そんな瞬間なかなか目の当たりにはできないです。そしてこのメッセージは子育てする者にとって、最大のテーマになります。それもずーっと、一生続くテーマになりうるのです。責任を感じます。

 

#ベビーマッサージ (インファントマッサージ)は、毎週水木9時20分から無料でお教えしております。生後2ヶ月過ぎて首が座った頃から始められます。お問い合わせください。


 

 



そして毎週水木10時から、#親子クラス をやっています。手遊び歌、クラフト、お菓子作り、楽器遊び、読み聞かせなど盛りだくさんです!

 

 左は、ペーパータオルの芯で作った羊と、私の大好物かぼちゃの蒸し饅頭


 ママと一緒にこんなの毎週作っています。親子クラスは1回$20、10枚綴りのチケットは$180で少々お得です。いつでも #無料で体験 ができます。

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